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造園施工管理技士の受験資格

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造園に携わる資格に「造園施工管理技士」があります。1級と2級があり、それぞれ一次検定と二次検定が実施されます。造園に携わる人のスキルアップに最適です。ここでは、造園施工管理技士の受験資格や合格率などについてまとめます。

造園施工管理技士受験の流れと資格について

造園施工管理技士は、建設業法第27条第1項に基づき国土交通大臣指定機関が実施する国家試験です。検定に合格すると、国土交通大臣から技術検定合格証明書が交付されます。令和6年度の検定から、一次検定受験における学歴や実務経験の制限がなくなります。二次検定は一次検定合格後の実務検定が必要になります。

受験の定義

2級造園施工管理技士の受験資格

1:第一次検定のみを受験する場合の受験資格

2級の第一次検定のみを受験する場合は、試験実施年度において満17歳以上であることが受験資格となります。学歴や実務経験など年齢以外の条件は特に求められません。17歳以上であれば学生でも受験できます。

2:第一次検定と第二次検定を同日に受験する場合の受験資格

第一次検定と第二次検定を同日に受験することが可能です。その場合の受験資格は以下の通りです。

大学卒業者・専門学校卒業者(「高度専門士」) 卒業後1年以上の実務経験
短期大学卒業者・高等専門学校卒業者・専門学校卒業者(「専門士」) 卒業後2年以上の実務経験
高等学校卒業者・中等教育学校卒業者・専修学校の専門課程卒業者 卒業後3年以上の実務経験
その他の者(学歴問わず) 8年以上の実務経験
技能検定合格者 4年以上の実務経験

なお、一次検定に不合格となった場合は、二次検定は採点されません。

第二次検定のみを受験する場合の受験資格

第二次検定のみを受験する場合の受験資格は以下の通りです。

実務経験要件は、指定学科の卒業者の場合、卒業後1年以上となっています。指定学科以外の卒業者は、卒業後1年6ヶ月以上の実務経験が必要です。その他の場合は8年以上の実務経験、技能検定合格者は4年以上の実務経験となっています。

1級造園施工管理技士の受験資格

第一次検定を受験する場合の受験資格

1級造園施工管理技士の第一次検定を受験する場合の受験資格は、受験年度末時点で19歳以上であることです。1級造園施工管理技士の第一次検定については、学歴や実務経験年数は問われません。年齢要件のみを満たせば受験することができます。

この受験資格は新旧の試験制度で共通となっており、令和6年度の制度改正後も変更はありません。

つまり、19歳以上であれば誰でも1級造園施工管理技士の第一次検定を受験することが可能です。ただし、第二次検定の受験には別途要件があるため注意してください。

第二次検定を受験する場合の受験資格

第二次検定を受験する場合は、第一次検定に合格していることが条件となります。また、次のとおり実務経験が必要です。

大学卒業者・専門学校卒業者(「高度専門士」) 卒業後1年以上の実務経験
短期大学卒業者・高等専門学校卒業者・専門学校卒業者(「専門士」) 卒業後2年以上の実務経験
高等学校卒業者・中等教育学校卒業者・専修学校の専門課程卒業者 卒業後3年以上の実務経験
その他の者(学歴問わず) 8年以上の実務経験
技能検定合格者 4年以上の実務経験

また、技術士法による第二次試験のうち、建設部門、農業部門、林業部門、森林部門、総合技術管理部門のいずれかに合格している場合も受験資格があります。

造園施工管理技士の難易度は?合格率はどれくらい?

1級造園施工管理技士、2級造園施工管理技士の過去5年の合格率は、それぞれ以下の通りです。

1級造園施工管理技士

第一次検定

2018年度 41.2%
2019年度 37.0%
2020年度 39.6%
2021年度 35.9%
2022年度 44.0%
2023年度 35.2%

第二次検定

2018年度 35.9%
2019年度 39.6%
2020年度 41.0%
2021年度 40.0%
2022年度 46.0%
2023年度 43.3%

2級造園施工管理技士

第一次検定

2019年度 48.9%
2020年度 58.3%
2021年度 49.8%
2022年度 56.7%
2023年度 51.5%

第二次検定

2019年度 27.5%
2020年度 32.5%
2021年度 42.6%
2022年度 40.6%
2023年度 52.4%
企業からのニーズも高い1級造園施工管理技士の取得を目指そう!

令和6年度から1級造園施工管理士の受験資格が変わります。一次検定は19歳以上であれば誰でも受験できるようになります。学歴や実務経験が問われなくなるため、これまで受験資格がなかった学生や建設業に従事しているけれども学歴で受験できなかった方もいきなり1級の1次検定受験が可能となります。この機会に受験を検討してみてはいかがでしょうか。

1級の第一次検定の合格率は40%前後で推移しています。簡単に合格できるわけではありませんが、きちんと対策すれば合格できる検定です。

将来携わることができる仕事の幅も広がり、企業からのニーズも高いため、1級の取得がおすすめですが、まずは、2級を取得して、実務経験を積んでいくといいでしょう。

これから造園施工管理技士の資格取得を目指すのであれば、資格取得の費用を支援してくれる派遣会社も選択肢のひとつです。オープンアップコンストラクションなら、資格取得費用支援をはじめ、資格取得のために、さまざまなサポートを行っています。