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施工管理技士になるためのWEBメディア|セコカンキャリア » 造園施工管理技士とは?仕事内容を解説

造園施工管理技士とは?

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造園施工管理技士とは

造園施工管理技士は、公園や庭園、緑地などの設計や植栽に関する国家資格です。造園施工管理技士を取得していると、造園工事の計画や実施、監理を行えます。施工内容を確認し、コスト管理や現場で働く人の安全管理を行い、計画通りに工事が進むよう監督する仕事です。

国土交通省が建設工事関連者の技術向上を目的に建設業法に基づく7種目の技術検定を実施していますが、造園施工管理技士はそのひとつです。

造園施工管理技士が関わる造園工事は、公園や学校の緑化、道路の緑化、遊園地の造成、ビルの屋上の緑化など多岐にわたります。造園工事に携わるために資格は必要ありません。より責任のある立場で施工管理業務を行いたい人が取得する資格です。

造園施工管理技士になるには

JCTC(全国建設研修センター)が実施している造園施工管理技術検定に合格することで取得できます。造園施工管理技士は、2級と1級があります。それぞれ一次検定と二次検定があり、二次検定まで合格しなければいけません。

造園施工管理技士の仕事内容

造園施工管理技士の仕事は、造園工事がスムーズに進行するよう管理することです。公共施設の緑化事業を扱うこともあります。特に都市部では地球温暖化対策や生活環境改善を目的に緑化が注目されており、造園施工管理技士の重要性も高まっています。

造園工事とは、「整地、樹木の植栽、景石のすえ付け等により庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化し、又は植生を復元する工事」と国土交通省が告示しています。具体的な現場としては、公園や学校の工程、大型マンション、道路、ゴルフ場、遊園地など様々です。

実際の工事作業に携わるより、施工計画や工程管理、資材調達、品質管理、安全管理など工事全般を俯瞰して管理する業務が中心です。

植栽計画、地形の変更、遊歩道、庭園などの景観や緑地の風景を計画します。環境に配慮したデザインや植栽の選定、水景や照明設備の計画も仕事のひとつです。また、工事現場での施工管理では、デザイン通りに造園が進行しているかを確認します。植栽や資材の品質検査を行い、プロジェクトの品質基準を満たすように管理することも大切な役割です。また、立てた植栽計画に基づいて、樹木や植物の配置、手入れ方法の指導や維持管理計画も策定します。

造園施工管理技士の主な就職先は、造園業や建設業、土木業など緑化工事を手掛けている会社となります。造園施工管理技士の検定試験には実務経験年数が受験資格に定められているため、資格を持たずに就職して、造園施工に携わり、実務経験を積んでから試験にチャレンジするのが一般的です。

造園工事自体には資格がなくても携われます。しかし、造園工事の現場には、1級もしくは2級を所持する造園施工管理技士の配置が必須なため、資格を取得することで、現場の技術的知識と後方での管理能力を兼ね備えた人材として、活躍の幅が広がります。

造園施工管理技士の魅力・やりがい

緑ある空間をイチから作り出すことができるのは、造園施工管理技士の魅力のひとつです。何もなかったところから計画を立て、工事が進むにつれてイメージがカタチになっていく様子を見ると、達成感を得られるでしょう。地域環境へ貢献していると実感できることも、やりがいを感じられるポイントです。

建設業界は全体的に人手不足が常態化しています。施工管理の中でも特に造園施工管理は専門性が高く、圧倒的に売り手市場です。近年は緑化も注目されており、ニーズが高い状態が続いています。転職や就職に有利であることはもちろん、実力次第で年収アップが目指せることも、造園施工管理技士の魅力のひとつです。業界で実務経験を積み重ねていき、施工管理へスキルアップしていけば、自分でも成長を感じることができ、モチベーションにもつながります。

また、就職だけではなく、独立も視野に入れることが可能です。施工管理だけではなく一定の技能を身につけておくことで、一人親方としての会社設立が見込めます。独立を目指す場合は、顧客と信頼関係を築き、資材の購入ルートや建設機械のレンタル先との関係も構築しておくといいでしょう。独立を目標にして働くのも、仕事へのモチベーションが向上します。

造園工事業は、生活環境の向上に欠かせません。公園や緑地はなくなることはなく、植物の育成管理はこれからも必要です。街中の植物は人の手をかけなければすぐに見苦しい状態になるため、仕事がなくなることはありません。都市部においては、一定の面積には必ず公園を設置することが義務付けられていることからも、造園施工管理技士の将来性は安定しています。

1級造園施工管理技士と2級造園施工管理技士の違いとは?

1級造園施工管理技士と2級造園施工管理技士は、役割や担当する現場の規模に違いがあります。2級造園施工管理技士は、工事現場に必ず配置しなければならない「主任技術者」として現場配置が可能です。1級造園施工管理技士は、2級造園施工管理技士と同じ「主任技術者」としての役割に加えて、「監理技術者」として現場配置できます。

担当する業務内容自体は同じですが、1級造園施工管理技士は現場の総監督を行うのに対して、2級造園施工管理技士は1級の指示のもとで管理業務を行う補助的な立場です。

1級造園施工管理技士も2級造園施工管理技士も、一般建設業を担当することが可能です。1級造園施工管理技士は、一般建設業の現場に加えて、4,500万以上の造園工事である特定建設業の現場も担当できます。