施工管理の基礎知識エトセトラ

施工管理の仕事をするにあたって、知っておきたい基礎知識についてまとめています。

施工管理技士と言えど、実は7種類

施工管理に関する基礎知識コラム

施工管理って稼げる？稼げない？

「稼げる」とも「稼げない」ともいわれる施工管理。実際のところはどうなのでしょうか。施工管理の仕事は、他の職業に比べて高いといわれていますが、施工管理は年収200万円台の人もいれば、1,000万円を超える人もいます。その差が生まれる要因としては、企業による違い、経験による違い、役職による違いなどが挙げられます。

年収に差が生じる要因について詳しく解説し、地域別、職業別の施工管理の平均年収についてまとめています。

施工管理技士は未経験でもなれる？必要な知識とは？

施工管理というと、専門知識や技術が求められる仕事というイメージがありますが、実際は、施工管理の求人のうち約3分の1は、経験不問になっています。なぜ、未経験でも多くの求人があるのでしょうか。
それには、施工管理は資格がなくても始められること、建設技術職は常にニーズが高いことなどが理由として挙げられます。

施工管理技術者として働くにはコミュニケーション力や対応力などは、この仕事をしていく上で役に立つので、身につけておくといいかもしれません。そのほか、施工管理のキャリアパス、未経験から施工管理への転職の成功事例などを紹介しています。

施工管理に向いてる人ってどんな人？

資格や知識がなくてもなることができる施工管理ですが、現場で求められる人、重宝される人はいます。
たとえば、コミュニケーションが苦にならない人。施工管理は多くの人と関わる仕事です。スケジュールや予算の交渉をしたり、現場作業員へ指示を出すなど、工事をスムーズに進行させるためには、スタッフとのコミュニケーションは必須です。

また、工事中は、天候や人員不足、作業ミスなどによって、当初の予定からの変更を余儀なくされるという場面も少なくありません。そのような場合に、臨機応変に対応できる能力も求められます。

2024年から建設業でも時間外労働の上限規制！働き方はどう変わる？

長時間労働や体力を使う仕事であることから、キツイというイメージを持たれることの多い建設業。建設業はなぜキツイと言われるのか、その理由について解説します。

また、2024年からは、建設業にも36協定が適用され、残業時間に上限が設定されるようになります。これまで、週休1日が一般的だった建設業ですが、最近では、週休2日制を取り入れる企業も増えています。このような動きから、今後、建設業は、より働きやすい環境になると考えられています。

施工管理のやりがい・魅力

施工管理は、建築現場において欠かせない仕事です。工期に間に合うよう計画通りに進めるだけでなく、原価管理や現場作業員の安全管理、材料や建築物の品質管理などを行います。

関わった建物が形になって残る、完成したときに達成感が得られる、仕事に対しての評価が得られやすく安定して仕事があることが魅力として挙げられます。また、資格を取得することによるスキルアップも可能であり、昇給のチャンスがあります。職人と信頼関係を築けることも、やりがいの1つとなるでしょう。

施工管理の仕事内容

施工管理の仕事には、「原価管理」「工程管理」「品質管理」「安全管理」という4つの管理業務があります。

原価管理は工事が予算の範囲内で完了できるよう原価を管理する業務、工程管理は予定通りに工事が進むようにそれぞれの作業と全体のスケジュールを調整・管理する業務です。また品質管理は、発注者が求める品質に合った建物を提供できるように確認や試験を行う業務、そして安全管理はさまざまな危険が考えられる建設現場において、すべての工程を安全に進められるように管理を行う業務です。