1級電気工事施工管理技士と2級電気工事施工管理技士で年収の差はどれくらい？

1級電気工事施工管理技士は、2級電気工事施工管理技士と比べてどれだけ多く稼げるのか、年収の差や年収をアップさせる方法についてまとめています。

1級電気工事施工管理技士・2級電気工事施工管理技士の年収を比較

1級電気工事施工管理技士の年収

電気工事施工管理技士の平均年収は400～600万円程度といわれ、1級電気工事施工管理技士では、500～700万円ほどの年収が見込めるとされています。

一般的に、1級電気工事施工管理技士を取得すると、会社から資格手当を受け取ることができます。その額は会社によって異なりますが、月1万～1万5千円くらいというのが相場のようです。

参照元：資格の学校TAC（https://www.tac-school.co.jp/kouza_denkikoujisekokan/denkikoujisekoukanri1_guide/guide_005_income.html)

1級の方が2級よりも大規模な工事に携わることができるため、年収も高い傾向にあり、大手企業では年収1,000万円になることも。また、関東や関西などの大都市圏は年収が高く、地方は年収が低いという傾向が見られます。

2級電気工事施工管理技士の年収

電気工事施工管理技士では、1級と2級の平均年収にそれほど大きな差は見られませんが、資格手当は2級の場合5,000円程度と1級の方が高いことが多いようです。また、携われる工事の種類も多くなるため、1級のほうが、年収も高くなるというのが一般的です。

1級電気工事施工管理技士になるメリット

規模の大きな現場に携わることができ権限も増える

1級電気工事施工管理技士は、工事の規模に制限がなく、4,500万円以上（建築一式工事の場合は7,000万円以上）の大規模な建設現場に携わることができます。監理技術者になると、通常の施工管理者よりも現場での権限が増え、幅広い業務を行うことができます。

また、建設業の営業許可を受けるためには、「専任の技術者」の配置が必要になりますが、1級電気工事施工管理技士は特定建設業の専任技術者になることができます。

企業からの需要が高く就職・転職に有利

電気工事のスペシャリストである電気工事施工管理技士は、建設現場の管理・監督ができる立場にあります。また、国家資格である電気工事施工管理技士の資格所有者が所属している会社は、電気工事の技術評価を高めることができるため、建設会社からの需要も高く、就職や転職の際に有利になるといわれています。

複数の資格を取得することで独立も可能

電気工事施工管理技士は実際に電気工事を行うことはできませんが、第一種・第二種電気工事士の資格を取得することで、電気工事を行うことが可能になります。そのため、独立した際に、電気工事におけるさまざまな業務を手掛けることができ、経営の安定にもつながると考えられます。

電気工事施工管理技士が年収をアップするためには？

電気工事施工管理技士として年収をアップさせるためには、1級の取得を目指すことは欠かせません。1級電気工事施工管理技士のほうが、2級よりも仕事の幅も広がりますし、企業からの需要も高まります。一般的に会社の規模が大きくなればなるほど、給料も高くなります。1級電気工事施工管理技士を取得することで、より年収の高い企業に就職・転職をすることが可能になります。

1級電気工事施工管理技士取得のほか、実績を積んでスキルを高めることによっても、就職・転職の際に好条件を提示してもらうことが可能になり、年収アップにつながると考えられます。

1級電気工事施工管理技士の取得は将来のキャリアに役立つ

電気工事施工管理技士の年収は、他の職種と比べても高めであるといえるのですが、さらに年収アップを目指すのであれば、1級電気工事施工管理技士の資格を取得するのがおすすめです。

1級電気工事施工管理技士を取得すると、就職や転職の際に自身の武器としてアピールすることができる上、将来のキャリアにも役立ち、結果的に年収アップにつながっていくからです。

1級電気工事施工管理技士を目指すにあたって、まずは、2級電気工事施工管理技士の資格を取得していきましょう。

電気工事施工管理技士の資格取得には費用がかかりますが、その費用を支援してくれる会社もあります。建設現場に多くの人材を派遣しているオープンアップコンストラクションでは、資格取得のためのサポートを行っています。電気工事施工管理技士の資格取得に興味のある人は、チェックしてみましょう。