1級造園施工管理技士と2級造園施工管理技士で年収の差はどれくらい?
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1級造園施工管理技士・2級造園施工管理技士の年収を比較
求人ボックスのデータによると、造園施工管理技士の平均年収は、436万8,000円となっています。
参照元:建築転職( https://kenten.jp/column/832/)
国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」において、給与所得者の平均給与は443万円でした。
参照元:国税庁(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2021.htm)
平均給与には高額所得者も含めているため、ボリュームゾーンの給与より高い額で算出される傾向があります。造園施工管理技士の平均給与は、その他業種含めた平均年収に近いです。給与面でメリットが大きな職種といえるでしょう。
造園施工管理技士には、1級と2級があります。一般的にその給与所得差は、手当額によるところが大きいです。1級は月に1万~2万円、2級は3千~5千円程度が相場と言われています。なお、資格を取得していない造園工の年収平均は令和4年のデータでは360.7万円でした。資格の有無が年収に大きく差をつけることが分かります。
1級造園施工管理技士になるメリット
1級造園施工管理技士になる大きなメリットのひとつは、給与がアップすることです。それ以外にもメリットがあります。ここでは、給与面以外での1級造園施工管理技士のメリットを確認しましょう。資格取得のモチベーションにしてください。
空間を創造できる
造園施工管理技士は、造園技術のエキスパートです。緑ある空間を創造する楽しさを感じられます。緑が好きな人や緑豊かな空間が好きな人、創造に喜びを感じられる人にとって、やりがいを感じやすい仕事です。何もないところから計画を立て、現場の職人に指示を出しながら工事を進め、頭の中のイメージがカタチになっていく様子を楽しみながら仕事できます。完成した時は、達成感を感じられるでしょう。
環境に貢献できる
造園の仕事は、環境の緑化に関わることができる仕事です。とくに都市部において自然が減ってしまい環境的な課題となっている背景から、オフィスや公共施設の緑化が増えています。公園など広い敷地の整備も造園業が手掛ける仕事のひとつです。緑を主体に空間を創り上げながら、環境保護にも貢献できるということが、日々の仕事のやりがいとして感じられる人は少なくありません。
ステップアップできる
1級造園施工管理技士は、職人に指示を出す立場です。資格を取得することで、活躍の場が広がることはもちろん、待遇面もより有利になります。1級造園施工管理技士は、造園技術はもちろん、現場に品質や安全まで管理できることを証明する資格です。多くの造園会社では、1級造園施工管理技士取得者を管理職のポジションに据えていることから、将来的にマネジメントまで任せてもらえます。技術者の枠を超えた責任ある仕事にステップアップしやすい資格です。造園とあわせて土木施工を行っている会社も少なくありません。土木施工管理技士の資格も取得して、より幅の広いキャリアアップも可能です。
造園施工管理技士が年収をアップするためには?
造園施工の現場は、大きく分けて、個人邸と公共施設です。個人邸の造園を手掛ける場合は、資格より職人としての技術が重視される傾向があります。個人の庭師として活躍することも可能です。経験を積んでベテラン職人の域に入ると、報酬も上がります。公共施設の造園は、公共事業を手掛ける企業が請け負います。公共事業の造園施工に携わりたい場合は、公共事業を得意とする企業に就職することが必要です。様々な現場を経験しながら、社内でのステップアップを積み上げていくことで年収がアップします。職人の腕を上げることだけではなく、チームをまとめたり、部下を育成したりといったマネジメントスキルを磨くことで、管理職としての役目も担えるようになり、年収を上げていけます。企業内でキャリアアップを目指すときに有効なのが資格です。年収アップを狙うなら、1級造園施工管理技士を目指すといいでしょう。

造園施工は、未経験からでも働けますが、キャリアアップや年収アップを目指すなら、造園施工管理技士の資格取得が有効です。造園施工管理技士には、1級と2級があります。1級は2級より受験資格をクリアするための実務経験年数が長いため、まずは2級を取得して、経験を積みながら1級を目指すことをお勧めします。